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THE OROCHI 魔物の子の物語                   

 ある夏の日、山陰、出雲の町に奇怪な老人が現れ、空に吸い込まれて消えた。その日から主人公の中学生、山田辰也の周りに不思議なことが起こるようになる。一方、出雲大社神職の旧家、山田家には忘れ去られた言い伝えがあった。「八十八代目の子孫が日本を救う」。辰也がその子孫だった。だが、中学生の自分にどうやって日本を救えというのか。辰也はとまどう。そんなことよりバンド仲間の女子のことが気にかかるのに。有史以来最大の危機に見舞われる中、辰也は言い伝え通り日本を救うことができるのか。ストーリーは予想もしない展開を見せ、衝撃的な結末とともに出雲大社建造の謎が解明されていく。

紙本¥2420

電子書籍​¥910

​出雲大社の建造にまつわる伝承がテーマです。出雲大社についてあらかじめ知りたい方は

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青い塔                  

 ラジオ局勤務の主人公、本田はある日、自宅マンションからベランダに出て、小さな山のてっぺんに青い塔が建っているのを「発見」する。しかし、それは山のはるか遠く、瀬戸内海に建設された巨大な研究施設だった。ベランダと山を結ぶ延長線上にあり、山の頂上に建設されたように見えていたのだ。本田夫婦を塔に招いた研究員のリーダーは「人類火星移住計画のための循環生活の研究施設」と説明する。しかし、わざわざ海上に施設を作って研究する必要がどこにあるのか。本田が施設の本当の目的を探ると、驚くべき真実が明らかになった。「悪魔の塔」。本田は塔を脱出して古巣のラジオ局番組制作部へ向かう。街が消滅する前に、電波を使って一刻も早く住民に知らせるべきことがあった。本田の命がけの闘いが始まった。

紙本¥1320

電子書籍​¥570

神戸に実在する山と伝説が題材です。あらかじめ知りたい方は

NONG KHAI メコンの彼方に

 シンガポールの大手新聞社記者、野津遥輝は大阪に開設された関西支社の初代支社長兼支局長に任命された。着任後のある日、町の古本店でラオス語の美しい本を見つける。一足先に店を出た元ラオス難民のジュリ・アブハイはその本から手紙を抜き取っていた。『兄危篤』。米国に飛び、病床の兄のもとに駆けつけると、ジュリは意外なことを聞かされた。「我々の親はラオスに残った。本当の姓はアブハイではない」。兄はそれだけ言い残してこの世を去った。一方、野津は持ち帰ったラオス語の本をめぐり恐ろしい霊現象に見舞われる。知人に依頼して解読すると、本には重大な秘密が隠されていた。運命の糸は二人を驚くべき結末へと導いていく。

紙本​¥1815

電子書籍​¥750

元インドシナ難民の女性の物語です。インドシナ難民についてあらかじめ知りたい方は

ゆがんだ真珠表紙完成 jpeg.jpg

BARROCO  ゆがんだ真珠

 高校卒業後、神戸を出て東京で平凡なサラリーマン生活を送る主人公。同じ会社に勤務する中学時代の親友が故郷の繁華街で傷害致死事件を起こしたために、人事部員として事後処理に派遣される。親友は懲戒解雇されるが、どうしても腑に落ちないことがあった。事件の真相を突き止めるために故郷に帰った主人公は驚くべき事実に突き当たる。親友を救うための奮闘は、中途半端にあとにした故郷をより深く知ることとなり、主人公を大きく成長させていく。

 

紙本​¥1375

電子書籍​¥700

バロックはポルトガル語のBARROCOが語源とする説が有力です。詳しく知りたい方は

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