森徳堂6月3日2 分過保護者のいる風景先日、大学キャンパスを会場に行われた英語検定を受けた。ものは試しの挑戦である。教室の私の席の周りは大学生や高校生ばかり。遠くの席に50歳台と思われる男性が1人いただけだった。 まあ、そんな話はあとにして、驚いたのは教室の外の廊下で何人もの親が待機していたことだ。試験が終わる...
森徳堂2023年9月6日2 分空腹な中国人観光客福島原発の処理水投棄問題で中国政府が日本産水産物の全面禁輸措置に乗り出した。 危険な日本の水産物を国民に食べさせるわけにはいかないということなのだろう。 科学的根拠のない批判であることは、周知の事実だからそのことはいい。...
森徳堂2023年1月10日3 分また出た「楽しむ」発言(中日新聞webより) 「優勝だけを目指して、勝つことだけを考えていきたいと思ってます。前回出られなかったので、楽しみにしながら頑張りたい」 WBCに出場することになった大谷翔平の1月7日のコメントだ。大谷にとっては今回が初めてのWBC出場だから代表になれたのは嬉しいことだ...
森徳堂2022年7月8日2 分「これが私」の叫びLGBTの機運かミュージカル映画「グレーテスト・ショーマン」の影響か知らないが、グラミー賞を受賞したナンバー「ジィス・イズ・ミー」を地でいくような巨大太り女が急増している。 お笑いの世界がその最たる例である。最初、南海キャンディーズのすずちゃんを見て「何だこの子」と衝撃を受...
森徳堂2022年4月22日2 分「なんで私が?」と言われても「なんで、私が○○大に!?」この広告ポスターになんかイラつくという人はいないだろうか。特に関西人に。 私はマジでイラつく。 「なんで」って聞かれて、たいがいの関西人はこう言うだろう。「知らんがな!」 自分が○○大学に入学した理由さえもお前はわからんのかいな。そんならなんで受...
森徳堂2021年12月1日2 分おっさんとねえちゃん夜、通勤電車を降りて改札を出たらすぐにタバコの匂いに鼻をしかめることはないだろうか。 電車に乗っている間、タバコを吸いたくてウズウズしていたおっさんが、改札を出るのと同時に吸い始めたのだ。 前を歩くおっさんの右手に赤い光が灯って前後に揺れている。光を口もとに持っていって少し...
森徳堂2021年4月25日3 分ごみ扱いの謎朝食は決まってパンとミルクコーヒーですます。平日も休日も、元日を除いては。 しかし、話は朝食のことでも元日のことでもない。 パンを焼いて、バター入りマーガリン(バターよりこっちのほうがよっぽどおいしい)を塗って(コマーシャルやドラマで真ん中だけ塗るシーンがあるが、あれはカッ...
森徳堂2020年10月23日1 分新たな日常新型コロナウイルスの感染が世界を席巻してじきに1年になる。 「3密」「ソーシャルディスタンス」「新たな日常」のどれかが今年の流行語大賞を取るのではないかと予想する。(今年は予想も簡単かもね) 「新たな日常」にふさわしい社会現象はいくつもある。定着しているものをあげてみよう。...
森徳堂2020年7月26日4 分コロナとピラミッド最近、朝の通勤で最寄り駅から二駅とばして30分ほど歩くようにしているが、見かける若い女性がたまに非常に魅力的に見えることがある。思い起こすと、新型コロナウイルスの感染拡大で国の緊急事態宣言が出されていた時期にはなかった感覚である。...
森徳堂2020年2月16日2 分世の中、美男、美女だらけ新型コロナ肺炎のおかげと言っては不謹慎だが、インフルエンザの流行が大きく抑えられているという。 確かに会社の同僚にインフルエンザにかかったり、風邪をひいて休む人間がいない。 新型コロナの予防には手洗い、うがい、マスクの励行しかない現状では、みんなそれをきっちり守るしかない。...
森徳堂2020年1月30日2 分その日は近い新型肺炎の感染者が中国東北部で爆発的に増えた。 中国の国家衛生健康委員会は1月30日、同国内での新型肺炎の感染者数を29日現在で累計7711人と発表。死者数は170人に達した。 WHOによると、感染者数はすでに、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の感...
森徳堂2019年12月25日2 分うるさいのは別にあった電車の中で紙の新聞を折り畳んだりめくったりする音がうるさいと以前に書いたが、もっとうるさいのがあった。 車内放送である。次の停車駅の日本語案内に続いて英語の放送に切り替わる。ここまではいい。「日本も国際的になった」と思うぐらいだし、英語は子供の頃から習ってきたから少しは意味...
森徳堂2019年12月9日2 分開き直りの小気味良さ東海道新幹線に乗った。実に気持ちいい。 座席でもなければ、スピードでもない。そんなことはいつもと何も変わらない。気持ちいいのは車内放送だ。 いつからこうなったのだろう。東京出張で二か月に1回乗っていたのは今年の5月まで。それから半年間の間に様がわりしていた。...
森徳堂2019年12月3日2 分カサカサがうるさいカサカサ、クシャクシャ、パラパラ。紙がめくられ、折り畳まれる音が響く。実にうるさい。 朝の通勤電車で新聞を読む音だ。客車の中でただひとり経済新聞を読む壮年のサラリーマン。新聞を縦半分に折り畳み、熱心にページをめくっていく。...
森徳堂2019年8月19日2 分霊と霊霊は『れい』とも『たましい』とも読む。不思議なことにそのふたつの読みには大変な違いがある。 夏になると『霊体験』とか『霊現象』とか、最近は『心』をつけて『心霊体験』『心霊現象』『心霊スポット』の特番が組まれる。どうして最近は『心』をつけた呼び名が主流なのかよくわからないが、...
森徳堂2019年8月7日2 分驚くべき一致行きあたりばったり ビジョンがない リーダーシップがない 指示がコロコロ変わる 昨日と今日と言うことが違う 方針に一貫性がない 連絡が悪い 上の顔色ばっかり見ている 自分の昇進のことしか頭にない 部下を大事にしていない 部下の提案をまともに取り上げない...
森徳堂2019年7月12日3 分努力不要の中毒患者勉強や訓練を重ね、優秀な人材となり、他人より高い収入を得る。それが成功の道である。そう信じてきた時代が終わろうとしている。 勉強や訓練を積むことに時間を費やすより、いち早く情報をつかんで他人より先に投資する。うまくいけば大金が転がりこむ。そこに努力の成果という要素はない。あ...
森徳堂2019年6月17日1 分「ペーシ」って何?「次は◯ペーシをご覧ください」「◯ペーシから◯ペーシに関する事項でございますが」 あるかた苦しい会議に出席したときの事務局の報告である。十数ページにわたる報告書の詳細な説明をしていたが、「ペーシ」発言が気にかかって報告内容がちっとも頭に入らない。...
森徳堂2019年6月12日2 分男女兼用トイレってどう?!6月11日のNHKクローズアップ現代はLGBTに対する企業などの取り組みを取り上げていた。ホームページの紹介文はこうだ。 <LGBTの人たちは、日本で左利きの人と同じくらいいるといわれている。しかし、男はこう、女はこうといった、社会に根付いた「バイアス」によって、生きづらさ...
森徳堂2019年4月2日2 分何十年ぶりって?新元号が決まった日に昭和の友人に何十年かぶりに再会した。平成のはじめに一度会っているから30年ぶりではないが、少なくとも20年ぶりではある。 こう書くとよくわかる。不思議なことに、20年ぶりも30年ぶりもたいした違いはない。「何十年かぶりの再会」という表現で読む人には「長年...